高島の福祉で働く人の声Work Style

社会福祉法人ゆたか会

困ったときはお互いさま

声をかけずにいられない

大学生のとき。白い杖を持った、目の見えない方がコンビニでおにぎりを手にとっては戻すことを繰り返されていました。中の具材がわからないのかなと思うと、声をかけずにはいられない。そういう性格なんでしょうね。話しかけて、おにぎりの具を説明して、食べたいおにぎりを選んでいただきました。小さい頃から誰かの役に立ちたいという思いはあったけれど、それが福祉の仕事につながったのは、大学のサークル活動で障害者支援施設を訪問したことがきっかけ。自分が関わることで、目の前にいる方に喜んでもらえるところに魅力を感じました。私は今、特別養護老人ホーム「清風荘」で働いています。初めて施設見学に行ったときの、職場の雰囲気の明るさが印象的でした。さらに、食堂から見える琵琶湖の景色がとてもきれい!ここで働いてなければ見ることのなかった、とっておきの穴場スポットです(笑)

地域のなかで必要とされる施設

異動を経験して感じたことは、障害者支援施設の活気ある雰囲気に比べると、高齢者施設は比較的時間の流れ方がゆったりとしていると感じた。もちろんバタバタと忙しい日もありますが、慣れればどちらも気持的にもゆったりしながら働けるのではないでしょうか。いつも支えてくださる上司もいます。結婚し、子どもが生まれ、仕事と子育ての両立に悩んだ時期もありました。そんなとき上司は、「職員の代わりはいくらでもいけるけど、ママの代わりはいないんやから」「家族のことを一番に考えたらいいんやで」「困ったときはお互いさまやで」と、何度も励ましてくださいました。利用者さまやご家族の人生に関わる責任ある仕事だからこそ、私たち職員にとって働きやすい職場であることは本当に重要なことだと実感しています。同時に、ご近所さまなどから「うちのおばあちゃんも清風荘にお世話になったよ」というお声を聞くこともしばしばあり、地域から必要とされる施設で働けていることを嬉しく思います。

少しでも安心していただけるように

新卒で就職して13年間現場で介護士をしていました。そして2020年からは、相談員と施設ケアマネを兼務することになりました。相談員としては、家族様とのやりとりや施設を利用していただくための契約、利用調整。また、在宅の事業所とのやりとりなどを行っています。ひと言でいうと、支援を円滑にするための橋渡し役ですね。施設ケアマネとしては、入所されている利用者さまと日々関わりながらケアプランを作成し、カンファレンスを開催。多職種と連携して支援が行えるよう努めています。施設を利用される前はわからないことや不安も多く、また、「施設に預ける」という後ろめたい気持ちをもっておられるご家族もいらっしゃいます。だからこそ、利用者さまとご家族の気持ちにしっかり寄り添うこと。安心して、少しでもすっきりした気持ちで入所いただくことは、私たちの大切な役割だと考えています。

  • 社会福祉法人ゆたか会 清風荘
    相談員兼介護支援専門員
    八田 由紀子さん

    滋賀県高島市出身。教員をめざし佛教大学文学部へ。人形劇などを行うサークルの公演で訪問した障害者支援施設が、福祉の道へ進むきっかけに。休日は家族の時間を大切にし、子どもたちとはできるだけ自然のなかで過ごすようにしている。高島のおすすめスポットは、秋の箱館山とのこと。

  • [法人紹介]
    社会福祉法人ゆたか会
    http://yutakakai.jp/

    市内に5つの拠点を持ち、福祉サービス事業(高齢者・障害者)や就労支援事業などの事業を展開しています。地域の人々とともに生き、育まれ、地域になくてはならない福祉のパートナーになるべく現在も歩みを進めています。

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